こんにちは、マナナンです。
今回はRIZINで活躍中のクレベル・コイケ選手の代名詞である「ポペガー」を試合映像をもとに解説します。
「ポペガー」を言わなかった試合や「ポペガー」以外の言葉まで深掘りしていきます。
ポペガーとは
クレベル・コイケ選手が試合中に叫んでいる言葉は、ポルトガル語で「Vou pegar(ヴォウ・ペガール)」です。
「もらった・頂く」という意味があり、総合格闘技という競技においては「(絶対)極める」と意訳されています。
クレベル選手が三角絞めやリアネイキッドチョークなどの絞め技の形を作り
もう相手が逃げることができないと確信した時に叫んでいます。
ブラジリアン柔術黒帯のクレベル選手は、これまでの経験から
極め技のクラッチや角度がここまで来たらもう逃げられないと分かっているので、自信を持って「ポペガー!」と叫べるのです。
ポペガーと叫んでいる試合一覧
次にクレベル選手がポペガーと叫んでいる試合をまとめましたので、ご覧ください。
カイル・アグォン vs クレベル・コイケ
クレベル選手のRIZINデビュー戦です。
右フックでカイル・アグォン選手からダウンを奪うと
ダースチョークの形を作り、5:17〜「ポペガー」と叫んでいます。
クレベルコイケ vs 摩嶋一整
日本人最強グラップラーの摩嶋一整選手との一戦です。
1Rは試合を優位に進められますが、2Rに摩嶋選手のスタミナが切れた所を三角絞めをセットし
10:30〜「ポペガー」と叫んでいます。
朝倉未来 vs クレベル・コイケ
RIZIN大人気ファイターの朝倉未来選手との試合です。
1Rこそ試合を優位に進められますが、2Rにコーナーポスト側で肘を何発も朝倉選手の顔面に打ち
引き込みから三角絞めの形を作ると9:48〜「ポペガー」と叫んでいます。
クレベル・コイケ vs 佐々木憂流迦
寝技天狗と言われている佐々木憂流迦選手との試合です。
1Rにダウンを奪われるなど、劣勢な状況が続いていましたが、2Rにテイクダウンを奪うと
バックポジションからチョークの形を作り、11:41〜会場の声援で聞き取りづらいですが、「ポペガー」と叫んでいます。
牛久絢太郎 vs クレベル・コイケ
この試合はRIZINフェザー級タイトルマッチです。
1Rから果敢にタックルに入るクレベル選手。2Rにスクランブルから首投げで牛久絢太郎選手を投げると
そのまま三角絞めの形を作り9:32~「ポペガー」と叫んでいます。
ポペガー以外の言葉
クレベル選手は試合中に「ポペガー」以外にも様々な言葉を叫んでいます。
(リンクをクリックすることで、指定の時間からスタートします、)
Acabou「アカボー」
クレベル選手は朝倉未来選手との試合で三角絞めを極めている際に
9:50〜「アカボー!アカボー!」と叫んでいます。
Acabou(アカボー)はポルトガル語で「終わりだ」と言う意味です。
朝倉未来選手に対して、「お前はもう逃げられないぞ」と伝えているのです。
eu nao vim pra brincar
朝倉未来選手との試合で、「アカボー」と言った後に、9:53〜「eu não vim pra brincar」と叫んでいます。
これはポルトガル語で「遊びに来たんじゃない」と言う意味です。
この試合に人生をかけていたクレベル選手の熱い気持ちが伝わります。
Apaga「アパーガ」
朝倉未来選手との試合で9:55〜Apaga「アパーガ」と叫んでいます。
これはポルトガル語で「消える・気絶する」と言う意味で、朝倉未来選手の意識が朦朧としていることを伝えています。
Dormiu「ドゥルミーウ」
これも朝倉未来選手に対して三角絞めを極めている10:01〜叫んだ言葉です。
Dormiu(ドゥルミーウ)はポルトガル語で「眠った」と言う意味です。
朝倉選手が失神したことをレフェリーに伝えているシーンです。
Toma「トーマ」
朝倉未来選手が三角締めで失神した際(10:05〜)にクレベル選手が叫んだ言葉です。
Toma(トーマ)はポルトガル語で「ざまあみろ」と言う意味です。
試合に勝利し、プレッシャーや不安から解放され、咄嗟に出た言葉だと推測します。
ポペガーを言わなかった試合
クレベル選手は一本勝ちをした試合では「ポペガー」と叫ぶことがほとんどですが、以下の試合では「ポペガー」と叫んでいません。
この2試合では「ポペガー」と言っていません。
理由としては萩原京平選手との試合では、“単純に忘れていた”と試合後インタビューで公表しています。
つまり、「ポペガー」は無意識に出ているのではなく、意図的に言っているのです。
死闘の中、それだけ余裕のある試合をできるのはクレベル選手は誰もが認める実力者です。
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