こんにちは、マナナンです。
MMAではケージとリングどっちが良いの?
ケージとリングの違いは?
RIZINは何でリングなの?
このような疑問に答えます。
✔️本記事の内容
ケージとは
リングとは
ケージとリングの違い
MMAは圧倒的にケージがおすすめ
RIZINでリングが使用されている理由
本記事を読むことでケージとリングの違いを理解することができます。
ケージ(金網)とは
ケージとは「オクタゴン」と呼ばれる金網で囲まれた八角形の試合場です。
「UFC」や「ベラトール」「修斗」などの総合格闘技団体で使用されています。
金網で囲まれているため、会場にいるファンからは見にくくなっています。
リングとは
リングとはボクシングやキックボクシングの試合で使用される試合場です。
四隅にコーナーポストを設置し、3〜4本のロープで周囲を囲んでいます。
基本的に立ち技格闘技の試合場として使用されていますが、「RIZIN」では総合格闘技の試合でもリングが使用されることがほとんどです。
ケージとリングの違い
ケージとリングの違いは以下のようになります。
メリット |
デメリット |
|
ケージ |
ストップが掛かりにくい 壁を使った攻防を楽しめる |
見づらい |
リング |
見やすい 打ち合いが増える |
選手がロープに引っかかったり、外に出る |
リングは四角形になっているため、サークリングしづらく、選手同士の距離が近いため打ち合いや組みの展開が増えます。
ケージは八角形で角がほとんどないため、サークリングしやすく、選手同士の距離ができ、打ち合いや組みの展開が減る傾向にあります。
そのため、打撃が主体のボクシングやキックボクシングでは必ずリングが使用されます。
組み技や寝技の攻防があるMMAでは基本的にケージが使用されます。
MMAでは圧倒的にケージがおすすめ
MMAという競技においては圧倒的にケージがおすすめです。
MMAでリングを使用すると以下のようなデメリットがあるからです。
組技の際に選手が外に出る
MMAではタックルで壁に押し付け、壁レスと呼ばれる攻防からテイクダウンを狙いに行きます。
リングでは、タックルでロープ際に押し付けた場合、選手の頭や身体が外に出でしまうことが頻繁に起きます。
打撃で効かされてしまいロープ際でラッシュを受けている選手が、自らリングの外に出てしまうといったことも起こり得ます。
元谷友貴vs瀧澤謙太の試合では、瀧澤選手のラッシュを嫌い、リングの外に出てしまう反則をしてしまった元谷選手が一時、話題になっていました。
ロープを掴む選手が現れる
リングでの試合は必ずと言っていいほど、タックルを受けている選手がロープを掴んでしまうことが起きます。
これは、倒される前に受け身を取るために手を広げた際や、本能的に掴んでしまう場合がほとんどで、普段はケージで試合をしている選手に多い傾向にあります。
これではテイクダウンをしている選手は疲弊し、ロープを掴んだ選手はテイクダウンを切ったことになるので、フェアではありません。
矢地祐介vs朝倉未来や弥益ドミネーター聡志vsベイノアの試合では、ロープを掴んでしまう展開が多くみられました。
ベイノア選手はロープを掴みすぎたため、レッドカード(50点減点)が出されています。
ブレイクがかかる
リングでは寝技の攻防の際に、ロープ側に身体が出てしまうとブレイクがかかり、「身体をリング中央に移動させてから再開」する場合と、「スタンドから再開」する場合があります。
特にスタンドから再開する場合は、攻めていた選手からすると攻撃のチャンスを失うことになります。
試合の流れが止まってしまい、白けてしまうファンはかなり多い印象です。
以上の点から、MMAではリングではなくケージが圧倒的におすすめです。
RIZINでリングが使用される理由は?
これらのデメリットがありながらも、RIZINでは基本的にリングが使用されるのは「見やすさ」が重要視されているからです。
格闘技はあくまでファンがいてこそ興行が成り立つので、見やすさは席を埋める上で非常に重要なので、仕方がないことではありますね。
MMAのあれこれを詳しく解説しましたのでこちらの記事もぜひ。
【総合格闘技】MMAとは?ルールや団体、階級など徹底的に解説します
コメント