こんにちは、マナナンです。
ブラジリアン柔術青帯ってどれくらい凄いの?
柔術白帯と青帯の差ってどれくらいある?
柔術青帯を取るのにかかる期間は?
このような疑問に答えます。
この記事を読むことでブラジリアン柔術青帯の実態が分かります。
今回はアダルト(18歳以上)のカテゴリー以上の方を対象にしますので、キッズ(17歳以下)の帯については考えないものとします。
ブラジリアン柔術の帯について
ブラジリアン柔術の帯は白・青・紫・茶・黒の5つに分けられます。
柔術は帯の審査がありませんが、各帯において最短期間を満たさなければいけません。
以下はIBJJFによって定められている各帯の最短期間(この期間は帯を上げることができない)です。
18歳以上の競技者(アダルトおよびマスター) – 白帯から茶帯
白帯:最短期間無し。
青帯: a. 2年間。
b. 競技者が、以前に灰帯、黄帯、もしくは橙帯として登録されていた場合、1年間。
c. 競技者が、以前に緑帯として登録されていた場合、最短期間無し。
d. 競技者が、以前にジュブナイルで青帯として登録されていた場合、最短期間無し。
e. 競技者が、アダルト青帯の IBJJF World Champion の場合、最短期間無し。
紫帯: a. 1年6か月
b. 競技者が、以前にジュブナイルで青帯として登録されていた場合、1年間。
c. 競技者が、以前に橙帯もしくは緑帯として登録され、
ジュブナイルで青帯として登録されていた場合、 最短期間無し。
d. 競技者が、以前にジュブナイルで紫帯として登録されていた場合、最短期間無し。
e. 競技者が、アダルト紫帯の IBJJF World Champion の場合、最短期間無し。
茶帯: a. 1年間
b. 競技者が、アダルト紫帯の IBJJF World Champion の場合、最短期間無し。
注意点 第3条に記載されている各期間は、競技者が IBJJF に各帯の登録を完了した日からカウントされる。 競技者が白帯から黒帯に昇格するまでかかる期間は、指導者の裁量に委ねられる。ただし、IBJJF の記録で は、本書に記載されている各帯の最短期間を満たしている場合にのみ、帯の昇格を認定する。
しかし、これらの最短期間はIBJJFに選手登録をしている人に対してなので
登録しなければ指導者の判断次第ですぐに帯を上げることができます。
IBJJFに選手登録をしている人は定期的に試合に出場している方が多いですね。
ブラジリアン柔術青帯になるまでにかかる期間は?
柔術青帯になるまでの期間は個人の能力によって大きく異なります。
私はスポーツ経験や格闘技経験がない状態で18歳の時に柔術を始め
週3回の練習で約1年後に青帯を頂きました。
青帯になるまでにかかる期間は主に以下の4つの要素によって変わります。
練習頻度
まずは練習をしなければ柔術が強くなることはありません。
完全未経験者が青帯を取るまでの目安は以下のようになります。
- 週1.2回:2年
- 週3回:1年半
- 週4.5回:1年
- 毎日:半年〜1年
これはあくまで目安ですが、柔術はとにかく覚えることが多く
練習をしない期間が空くと技を忘れてしまいます。
コンスタントに練習をすることで知識を定着させ実力がついていきます。
運動経験の有無
野球やサッカー、筋トレなどの運動経験がある人は未経験の人に比べ
成長スピードは早い傾向にあります。
基礎体力があれば習った技の応用もしやすくなり、スパーリングの本数も増やすことができます。
柔道・レスリング・アマチュアMMA経験者
柔道黒帯の方やレスリング大会に出場している方は白帯を巻くことができません。
つまり、いきなり青帯からスタートです。
稀に柔道黒帯であることをジムに代表に隠し、柔術白帯の試合に出ている人がいますが
IBJJFの取り決めなので絶対に出場してはいけません。
所属しているジムの代表の考え方
ブラジリアン柔術は帯審査がないため
ジムの代表が大会の結果やスパーリングの様子を見て帯を上げる形になります。
1回優勝すれば帯を上げる代表や、全日本大会で優勝しなければ帯を上げない代表もいるので
ジムの代表の帯に対する考え方も帯が上がる上で大切になります。
ストライプ(白いテープ)を巻いていく代表のジムは帯に厳しめの代表の可能性が高いですね。
ブラジリアン柔術青帯の実力は?
柔術青帯の実力はピンキリです。
例えば青帯になりたての人は白帯の人から一本を取られることは当たり前のようにあります。
柔道黒帯保持者が柔術を始めた場合、柔術青帯からスタートしますが
この青帯は柔術の実力は反映されていないため、柔術半年の白帯の人よりも柔術の実力は低くなります。
しかし、紫帯に近い実力になると(青帯取得から2年程度)
白帯の人から不利なポジションを取られることもなくなります。(年齢や階級によって異なる)
柔術の実力を数値で表すとしたら
- 柔術白帯:1〜15
- 柔術青帯:5〜40
- 柔術紫帯:15〜60
ざっくりこのような感じになります。
世界大会に出るような青帯の人は黒帯の人から一本を取るのは普通にあります。
試合に出たことがない青帯の人は試合に出ている白帯の人にも一本を取られることはあります。
帯だけでは実力が判断できないのが柔術の面白さでもあります。
柔術で1番苦しむ時期は?
私の体感ですが、柔術白帯よりも青帯の方が長く辛い道を進んでいる人が多いですね。
おそらくですが、白帯の大会は始めたばかりの人や試合慣れのために出場している人が多く
技術がなくてもフィジカルや勢いのある人でも勝ててしまうからだと思います。
しかし、青帯からの試合はフィジカル+技術がないと勝つことができないため
技術練は勿論、ウエイトトレーニングや強度のあるスパーリング、試合戦略が必要になるため
青帯は最も長い期間が必要になるのです。
紫帯以降は意外と早く黒帯まで取ってしまう人が多いです。
隙間時間でも柔術を学ぶことができます
柔術道場が休みの日や移動時間などの空き時間にも柔術について学ぶことができます。
おすすめの学習法は『教本』と呼ばれる本を活用することです。
私も移動時間に必ず教本を読んでいます。
私が読んでいる教本は大賀幹夫先生の「大賀式 柔術上達論 (見えない構造を解き明かす)」です。
基本動作から応用技まで写真を用いて解説しているので、非常に分かりやすい1冊です。
各項目にQRコードがついていて、それをスマホで読み込むことで解説動画も視聴することができます。
以下で購入することができます。
ブラジリアン柔術に必要な物をこちらの記事にまとめました。
[初心者向け]ブラジリアン柔術に必要な物やあると便利な物を紹介します。
ブラジリアン柔術青帯への完全ロードマップはこちら
[有料級]ブラジリアン柔術初心者・白帯に向けた青帯への完全ロードマップ
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