芸能人の活躍もあり、ブラジリアンの人気が急増している昨今ですが
SNSでは「ブラジリアン柔術最強説」と言ったブラジリアン柔術は喧嘩(ストリート)で最も強い格闘技という認識を持っている方が増えています。
そこで今回はブラジリアン柔術は本当に喧嘩で使えるのかについて、柔術紫帯の私が解説します。
※喧嘩で柔術の技をかけると傷害罪などの罪に問われ、所属道場にも迷惑をかけることになるので、命の危険を感じる時以外は逃げるようにしましょう。
ブラジリアン柔術は喧嘩で使えるのか
結論から言いますと、ブラジリアン柔術は喧嘩で使えます。
しかし、時と場合によることが多いです。以下の状況下で考えてみましょう。
①1人の男に絡まれた
②複数人に絡まれた
③武器を持った男に絡まれた
④自分より遥かに体格の良い男に絡まれた
この①〜④の中でブラジリアン柔術の技を発揮できるのは①のみです。
ブラジリアン柔術はあくまで1vs1を想定した格闘技なので、複数人を相手に戦うことは難しく
体格差がありすぎる場合、技を仕掛けた際にコンクリートの上に叩きつけられる恐れもあります。
特に武器を持っている相手には万が一の危険性が最も高いため、すぐに逃げるようにしましょう。
また、柔術の技で怪我をさせてしまった場合、道場を強制退会させるのはもちろん、”傷害罪に問われる可能性”が高くなります。
喧嘩では決して手を出さないようにしましょう。
1人の相手に対して、極力怪我をさせずに制圧できるのがブラジリアン柔術の良さです。
RIZINファイターのシビサイ頌真選手は自宅に空き巣が入られた際に、柔術黒帯の実力を生かし、空き巣を制圧し警察に突き出しています。
このようにブラジリアン柔術は1人の相手に対し、怪我をさせるのではなく、制圧することを目的として使用するのであれば、非常に有効だあると言えます。
喧嘩などの体重制限やルールがなく複数人を相手にする可能性がある場合、ボクシングやキックボクシングなどの打撃系の格闘技を極める方が、確実に相手を仕留めることができます。
しかし、相手に後遺症を残し、罪に問われる可能性が高くなります。
あくまで護身術として考えよう
ブラジリアン柔術はある程度の体格差であれば、女性でも男性を制圧できるため、女性や子供の護身術としても人気を集めています。
近年では女性女性専用のクラスやキッズクラスを設けている道場が増えています。
ブラジリアン柔術を通して、身体の使い方や身体の構造についても理解することができるので、最小限の力で相手を制圧できる術を学ぶことができます。
喧嘩で使うためではなく、格闘技・護身術としてブラジリアン柔術を学ぶことでこれまでとは違った世界を見ることができます。
まとめ
今回はブラジリアン柔術は喧嘩に使えるかというテーマで話を進めてきました。
同体格の武器を持っていない相手1人
このような場合であれば、基本的にブラジリアン柔術は有効に使うことができ、護身術としても非常に効果的です。
ブラジリアン柔術最強説はあくまで1vs1での場合に限ると言うことですね。
以下は身体の構造とともにブラジリアン柔術の技術について解説している一冊です。
ブラジリアン柔術競技者はもちろん、格闘技視聴者でも複雑な柔術やMMAでのグラウンド技術について理解しやすくなります。
ブラジリアン柔術について詳しくなりたい方におすすめです。
ブラジリアン柔術は強くなること以外にもメリットが複数あります。
以下の記事でブラジリアン柔術のメリットについて解説したので、興味のある方はぜひご覧ください。
【2024年】ブラジリアン柔術のメリットがやばい?柔術の良さを徹底解説
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