こんにちは、マナナンです。
オープンンフィンガーグローブって薄いけど危険じゃないの?
オープンンフィンガーグローブの危険性を知りたい
オープンンフィンガーグローブとボクシンググローブはどっちが危険?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
✔️本記事の内容
オープンンフィンガーグローブとは
オープンンフィンガーグローブの危険性
オープンンフィンガーグローブとボクシンググローブの違い
オープンンフィンガーグローブは使い分けが重要
本記事を読むことでオープンンフィンガーグローブの危険性について理解することができます。
オープンフィンガーグローブとは
オープンフィンガーグローブは総合格闘技や空道などの、打撃に加え、組みや寝技のある格闘技で使用される、5本の指がオープンになっている格闘技グローブです。
海外では「MMAグローブ」や「グラップリンググローブ」とも呼ばれています。
団体ごとにオリジナルのグローブが開発されており、カラーやデザインがおしゃれな物も多くなっています。
おすすめのオープンフィンガーグローブをこちらの記事でまとめました。
[2023年版]オープンフィンガーグローブの選び方とおすすめ11選
オープンフィンガーグローブの危険性
オープンフィンガーグローブは主に以下のような危険性があります。
①サミング
②拳の怪我
③顎や鼻の骨折
①オープンフィンガーグローブは指が露出しているため、パンチを出した際に、指で相手の顔を引っ掻いてしまうことが少なくありません。
特に多いのが「サミング」と言われる、相手の目に指を入れてしまう危険行為です。
修斗のレジェンド中井祐樹先生は、試合中のサミングにより、右目を失明する大怪我を負っています。
②オープンフィンガーグローブはアンコが非常に薄く(4〜6オンス)、相手の顔面を殴った際に、自分の拳を骨折してしまうことがあります。
バンテージを巻くことで改善はされますが、相手のおでごにフック系のパンチを当ててしまうと、拳の骨折のリスクは高まります。
③オープンフィンガーグローブはアンコが薄いため、素手に比較的近い状態で試合をすることになります。
そのため相手のパンチがクリーンヒットすると、鼻や眼窩底、顎などを骨折してしまう可能性が高くなります。
脳へのダメージこそ少ないものの、外傷のリスクはは他競技に比べ高くなります。
オープンフィンガーグローブとボクシンググローブの違い
オープンフィンガーグローブとボクシンググローブの違いについて以下の表にまとめました。
ボクシンググローブ |
オープンフィンガーグローブ |
|
競技 |
ボクシング キックボクシング ムエタイ |
MMA 空道etc… |
価格 |
6000円~5万円 |
2000円~2万円 |
危険性 |
脳へのダメージ・まぶたのカット |
外傷・表面上の痛み・拳の怪我 |
特徴 |
ガードをしやすい・掴めない |
ガードをしにくい・掴みやすい |
MMA(総合格闘技)では組みや寝技の展開があるため、指が露出しているオープンフィンガーグローブを使います。
ボクシンググローブと違い、アンコ(分厚さ)が小さく表面上の痛みはありますが、ボクシングのように失神KO勝利が少ないのは、オープンフィンガーグローブは脳の揺れが少ないからです。
試合では4〜6オンスを使用するので拳の怪我をする選手が多い傾向にあります。
オープンフィンガーグローブは使い分けが重要
オープンフィンガーグローブは練習内容で種類を使い分ける必要があります。
スパーリング用(パウンドグローブ)
パウンドグローブはオープンフィンガーグローブよりもアンコが大きく、強めのスパーリングをする際に使用します。
相手の怪我だけではなく、自分の拳の怪我の予防にもなります。
ブレイキングダウンで使用しているグローブもパウンドグローブです。
タックルや寝技の際にクラッチが組みにくくなるので
レスリングやグラップリングが得意な方には使いづらいグローブです。
打ち込みやマススパーリング用(オープンフィンガーグローブ)
MMAの練習ではスパーリング以外にも、壁レスリングや寝技の練習などの打ち込み練習や、当てない程度の軽いマススパーリングがあります。
相手にパンチを当てない練習では、4〜6オンスのオープンフィンガーグローブを使用しましょう。
まとめ
今回はオープンフィンガーグローブの危険性について解説しました。
「外傷や拳の骨折」の危険性があるグローブではありますが、使い方を間違えなければ安全に使用できます。
オープンフィンガーグローブを使用する方は
スパーリング用:パウンドグローブ
打ち込み用:オープンフィンガーグローブ
以上のように使い分けをし、安心安全に格闘技を楽しみましょう。
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